大田区下丸子のひまわり歯科です。
先日から、環境に配慮した歯ブラシの取り扱いを始めました。
本日は、そのエコな歯ブラシと当院の行っているSDGsへの取組みについてご紹介します。
環境にやさしい歯ブラシ
今回ご紹介するのは、「Bio」バイオという環境にやさしい歯ブラシです。
こちらを作っているのは、Ciメディカルという会社で、歯ブラシの売り上げ本数日本No.1だそうです。ドラッグストアなど店舗で見ることはないと思うのであまり馴染みはないかもしれませんが、歯科業界では知らない人はいない、というような会社です。
売り上げ日本一の理由は、歯医者さんでCiメディカルの歯ブラシがたくさん使われているから。
歯医者さんで患者さん向けに歯磨きのご指導を行いますが、その時使用される歯ブラシは年間約1000万本※に上るそうです。(※Ciメディカル調べ)
そこで、環境にやさしい歯ブラシで、これまでのエコ歯ブラシにはない、品質がよく、且つ手ごろなものを目指して開発されたそうです。
Ci Bioの特徴と詳細
Bioの特徴
歯科向け歯ブラシでは初めて石油系ではなく木材などの植物由来の海洋分解性新素材セルブレン®ECを使用した歯ブラシ。毛材は、ヒマシ油由来の環境にやさしい原料を99%以上配合のナイロン毛。袋もバイオマス素材10%の素材。
Bioの詳細
全長:約165mm
ヘッド:約8.3×22mm
ヘッド厚さ:約4.5mm
毛のかたさ:ふつう
タフト数:23
カラー:クリアイエロー
柄の材質:セルロース・アセテート樹脂
毛の材質:ナイロン
耐熱温度:70度
製造国:日本製
セルブレン®ECとは?
大量のプラスチックごみによる海洋汚染や、漁業・海洋生態系への影響などへの対策。木材パルプなどの植物由来の「セルロース」と食酢の主成分である「酢酸」を原料として製造した(株)ダイセル製のバイオマス素材。最終的に水と二酸化炭素に生分解※し、自然界へと循環されます。
Bioは当院の受付でご購入可能です
エコな歯ブラシであること、また実際使ってみて、とても磨きやすく使い勝手がよかったので、当院でも取り扱いを始めました。
受付でご購入いただけます。価格は、1本120円(税込み)です。
当院が取り組んでいるSDGsをご紹介
歯科医療界でもSDGsは広がっています。世界歯科連盟(FDI)という、130以上の国、地域から200以上の組織(歯科医師会や関連団体)が参加している連盟は、「予防歯科を促進することがSDGsへの貢献になる」といった声明を出しています。日本の歯科医療も、予防重視の医療へシフトしています。
当院も微力ではありますが、開院時から、地域への貢献、環境への配慮、などに取り組んで参りました。ここで、当院の取組みをご紹介します。
SDGsには17の目標がありますが、その分類「5つのP」に沿って、当院の取組みをご紹介します。
People 人間
~貧困をなくしすべての人に健康と福祉 教育を~
どんな方にも歯科医療をご提供できるような体制づくりに努めています
・ご病気などをお持ちで歯科治療に特別な配慮を必要とする方のための有病者歯科治療
・ベビーカーや車いす対応のバリアフリーな院内
・通院が困難な方のための訪問診療
・予防歯科の推進、お口の疾患の早期発見、早期治療などを通しお口の健康から全身の健康維持増進に取り組む
Prosperity 豊かさ
~経済的に豊かで安心して暮くらせる世界に~
・IT化、機械化を推進し、業務の効率化を実施
・スタッフの働き方改革を実施、完全週休2.5日制、有給休暇取得の促進、労働時間の見直しなど
Planet 地球
~地球の環境のために~
・生態系に配慮した製品・サービスの利用
・使用済みのハブラシを回収しプラスチックのリサイクル
・歯科医療機器、機材の定期点検や定期メンテナンスなどの実施
・IT化、機械化、LED導入などによる省エネの推進
Peace 平和
~平和と公正をすべての人に~
Partnership パートナーシップ
~パートナーシップで目標を達成しよう~
・大学病院や自治体との地域医療連携の実施
・有病者歯科医療として、患者様のかかりつけ医との医療連携の実施
本当のエコとは?
今回は、エコな歯ブラシとSDGsへの取組みをご紹介しましたが、大切なのは、本当の意味で、地球環境、社会のためになることは何なのか、これを考えて行動することではないかと思います。
食べ物でも日用品でも、余計なものは買わない、日頃消費するものをよく見極めて選ぶ、などに取り組んでいきたいものです。
私たちは地域の一般病院ですが、僅かでも、よりよい社会、SDGsの実現に貢献ができればと考えています。